授業概要 |
人間の安全保障に関する概論的な授業。基本的な概念を整理し、紛争や貧困などの代表的なイシューについて検討する。また、自分たちの生と遠い外国に住む人々の生がいかに相互に依存しているかを知り、人間の生命、自由、尊厳を守るための政策とはどのようなものであるかを考える。 |
課題?評価 |
出席、小テストの結果および2回のレポートの成績によって評価する。 |
テキスト |
アマルティア?セン『人間の安全保障』集英社新書、2006年。 |
参考文献 |
授業時に指示する。 |
受講生への要望 |
自分なりの問題意識を持って授業にのぞんでほしい。毎週1-2時間の家庭学習を課す予定でいるので、それをこなす、やる気のある学生に受講してほしい。 |
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授業計画 |
「人間の安全保障」という概念が生み出された背景、この概念を積極的に国際政策として取り入れている国際機関や日本、カナダ政府などの取組みなどを通じて概念整理をした後、人間の安全保障が対象とする個々のイシューエリアをとりあげて考察を深める。 授業で主にとりあげる問題としては、紛争予防、人道的介入と主権、難民?移民、国境を越える犯罪、経済開発、社会開発、環境問題などを予定している。 |
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