学習目標 |
中国をはじめ、経済成長を達成しつつある開発途上国がある一方で、アフリカなどの低所得国では貧困が改善していません。貧困状態での人々の行動を、文化や習慣ではなく合理的な選択として考える枠組みを理解し、貧困が持続するメカニズムについて考察することを本講義の目標とします。 |
授業概要 |
授業では、開発途上国の貧困問題について、個人や家計といったミクロ経済と、一国単位のマクロ経済の両方からアプローチします。それぞれについて理論の概要を理解した後に、貧困問題の具体的な事例(児童労働など)に応用して、その原因と解決策を学習します。 |
テキスト |
黒崎卓?山形辰史 『開発経済学:貧困削減へのアプローチ』 日本評論社 |
参考文献?課題図書 |
授業中に指定します。 |
受講生への要望 |
開発途上国に関心のある学生の受講を歓迎します。基礎的な経済学の理解が必要なので、「経済学概論」と「経済理論入門」を履修済みか履修中であることを前提とします。そうでない学生は相談に来てください。 |
評価方法 |
試験結果に出席、提出物を加味して総合評価します。 |
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授業計画 |
1.イントロダクション:開発経済学とは 2.発展途上国の歴史と現状 3.貧困の定義 4.生産と所得?消費の関係 5.生産活動の仕組み 6.農家や零細生産者の所得:(1)利潤最 | | |